メタボリックシンドロームが身体に及ぼす影響
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)とは、内臓脂肪の蓄積(ウエストが男性85cm以上、女性90cm以上)に加え、高脂血症、高血糖、高血圧のうち2つ以上に該当する状態。生活習慣の改善などの対策を講じずに放置すれば、重大な疾患を引き起こすリスクが高まります。
その重大な疾患とは?
◆脳梗塞
メタボリックシンドロームと深い関わりがあるとされる動脈硬化性疾患のひとつ。脳の動脈の内腔が詰まることで、そこから先へ血液が流れなくなり、酸素や栄養が不足することによって脳組織が壊死(えし)状態に陥ります。この脳梗塞の大きな成因は高血圧で、その遠因は脂肪分の多い食事や運動不足といった生活習慣だといわれています。メタボリックシンドロームの方は“脳梗塞予備軍”といっても過言ではなく、早急な対策が必要です。
◆心筋梗塞
脳梗塞同様、メタボリックシンドロームと深い関わりを持つ動脈硬化性疾患のひとつ。心臓の動脈硬化が成因で、血管の血が固まることで酸素や栄養の供給がままならなくなり、心筋が虚血状態へと至ります。不整脈や心不全を併発した場合7~8割の確率で死亡するという極めてリスクの高い疾患です。特に高血糖(糖尿病)の方は動脈硬化が進行しやすい傾向にあるので要注意です。
ちょっと肥満気味かも……。そう感じている方は、とにかく早急に生活習慣を改めてください。特に30代はもっとも運動不足だといわれる世代(60代より運動不足だといわれています)で、30代での生活習慣が、40代で急増するメタボリックシンドロームの引き金になっているのです。早い段階でメタボリックシンドローム対策を施さないと、取り返しのつかないことになりかねません。



